記憶の中の最初の絵本
坊ちゃん刈りの男の子がビスケットを持って
芝犬と向かい合ってる絵。
「坊やのおやつよ、三時だよ。
だけども、ポチにも上げようね。
三遍回って、ワンワンワン。
出来たらポチにも上げようね。」
と言う詩だった。
他に5~6ページあったけれども
このページだけ鮮明に覚えている。
初めての絵本との出会いは多分3才の頃。クーラーはまだ無かったけど、今ほど暑くはなかった。ドアも窓もがらがらに開け放ってても、侵入者もいない。夕方、ステテコ姿のおじさん達が縁台を持ち出してウチワで扇ぎながら涼んでた…下町のそんな時代。
少し成長して、私が自転車の練習をしていた時のこと。近所の怖くて話をしたことも無かったおじさんが突然、自転車の後ろを持って走ってくれた。そして励ましながら2日間付き合ってくれた。自転車に乗れるようになったら、又 元の無口で怖いおじさんに戻ってたけど・・・。《絵本》と《自転車を持ってくれた怖いおじさん》何故か急に思い出した。
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