ターナーは何処へ?
原油の高騰で、産油国のオイルマネーが増大し、意外な処に影響が出ています。NHKのニュースで・・・イギリスのテイト美術館のターナーの『青のリギ』と言う作品が、異常な高値でロシアに落札された・・・と伝えていました。現段階ではストップが掛けられていますが、3月の締切日にその金額が集まらなければロシアに移る事になります。今、イギリス国内で、この絵を細かいマスに分けて一マスいくら(?)かで売りに出されているそうです。 20年前頃、まだ幼かった子供達を連れて上野のターナー展に出かけました。海と戦艦を描いた絵が印象的で、中でも霧のベールを被った光、水面、浮かぶ船の淡い色の美しさの一枚の絵に魅かれたのを思い出しました。今回話題になっている『青のリギ』に似ていたような…?ターナーはロシアに渡るより自国に在る事を望んでいると思いますが、どうなるのでしょう…?
写真は、ターナーの「蓄えを積み込む一級船」です。
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コメント
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おはようございます。
ターナー・・・ああ、懐かしいな~。
昔、家にこの画家の本が1冊、あったんです。
油絵をやっていた父が集めた本の1つですが、
小さい頃見た、あの海や船の姿が目に焼きついています。
海に光る情景が上手ですよね、ターナー。
自分の描いた絵がどこに、どこの国に行くのか・・・ターナーはどんな思いで眠っているのでしょうね?
投稿: ぴよ | 2007年2月21日 (水) 08時18分
小学生の頃、「大草原の小さな家」の本を、1枚の絵に表現するという課題がでました。
私は、父に手伝ってもらっちゃいました^^;
いかだにのせた馬車?が海を渡る絵・・・
ターナーの絵を見てなんだか思いだしました。^^
父は趣味で絵を描きます。自己流なんですが、結構上手なんです。先日、実家で懐かしい父の絵を見ました。父は、光景を目にやきつけて、後で描きます・・軽井沢の草原を母と歩いてる自分(父)の後姿とか・・・^^
主人が、「ターナーだ・・・」って言ってました☆
投稿: みや | 2007年2月21日 (水) 09時46分
ぴよ様 こんにちは~
お父様は油絵を描いてらっしゃったのですか?
その時代に油絵とは・・・モダンなお父様ですね。^^
今回の事で、私も家のターナーの画集を探したのですが、見当たりませんでした。
海の絵が有名ですが、様々な場所で色々な情景を描いてきたターナーは天才ですね。
損保ジャパン美術館でゴッホの「ひまわり」が見えて我々日本人は幸せなのだから、
ロシアの「青いリギ」もそれはそれで良いのでしょうね・・・。
投稿: ヨピ | 2007年2月21日 (水) 17時41分
みや様 こんにちは~
お父様に手伝っていただいた「大草原の小さな家」を描いた親子合作の1枚の絵。
良い思い出ですね。
お父様も、ご趣味で油絵を!ぴよさんのお父様も描かれるとか・・・
皆さん素敵なご趣味のお父様ですね。
絵を描くには、モノを良く見る目を持たなければ描けない・・・と言いますよね。
見てきた光景を後で絵にするなんて・・・余程心に印象付けられた光景なのでしょうね。
軽井沢の草原を歩くご自分たちご夫婦の絵!素敵~☆お母様は幸せです!!
ご主人様もターナーはお好きなのね?
投稿: ヨピ | 2007年2月21日 (水) 17時56分
ターナーは全然知りませんでした。
ウィキペディアで調べてみたら何枚か絵が載ってましたが
混ざり合った色が流れてて、それでいて形を作って
凄いですね。
生で見るともっともっと引き込まれるでしょうね。
ロシアと言う国は意外な感じですが
それほど高値を付けてくれたロシアだけど
やっぱりイギリスは大事な絵を渡したくないでしょうね。
お金が集まればいいですね。
投稿: はにはに | 2007年2月21日 (水) 23時31分
はにはに様 こんばんは~
10年ほど前にも上野や横浜でターナー展が開かれています。
10代で権威ある展覧会に通るほどの実力があったそうです。天才なんでしょうね。
油絵も水彩も素敵です、多分ターナーを嫌い!と言う人は居ないのでは・・・?
ロシア・・・私も意外でした。どちらかと言うと貧困なイメージがあったのですが・・・
最近は、随分経済状態が良いみたいですよ。
やはり大切なイギリスの財産、なんとか資金が集まると良いですね。
投稿: ヨピ | 2007年2月21日 (水) 23時54分