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2008年1月28日 (月)

献体

日影茶屋でのお食事会からの帰りに寄ったのは、大船で家族ぐるみで仲良くして頂いていたお宅。ご主人様の遺骨が戻られたとの事で、駅前で淡い色の花かごを作って頂いて訪問しました。その方は、ある会社の社長で業界の理事長までされました。私達が引っ越すつもりだとお話したら「そんなに遠くに行かないでお宅のマンションの隣の土地を二人で買おう!」と…それ程のお金は無いですと申し上げると「金なんて、銀行との交渉次第で何とでもなるよ!」…イエイエ、私達にはとても無理です^^;…等とお話したのがfついこの前の事のように思い出されます^^私達よりずっと高齢で身体は小さくても豪放磊落!紳士でとっても色気が有る男性でした。そのご主人が4年前、闘病の末に亡くなられました。生前の遺言もあり、ご家族もそれに同意されて<献体>される事になりました。<献体>・・・私の身近では初めてでした。〔献体とは、医学・歯学の大学における人体解剖学の教育・研究に役立たせるため、自分の遺体を無条件・無報酬で提供することをいいます。〕詳しくはコチラをhttp://www.kentai.or.jp/what/01whatskentai.html当初、奥様が「帰ってくるまで2年位かかるそうですよ。」と仰っていました。ご遺骨が帰ってきたと連絡を受け、2年半位経ったかしら?と思っていましたが結局、3年7ヶ月も経っていたのです。この期間は、準備段階の消毒に時間が掛かったり、大学ごとの登録献体数によっても違ってくるそうです。やっと、奥様の手元に帰ってこられてリビングでお元気だった頃の写真やお花に囲まれておられました。奥様もご主人が亡くなってから体調を崩し病院通いとの事でしたが、 200801221643000_4 やっと良くなって来られて お元気そうでしたのでホッと安心しました。人を一人見送るのは大変な事です。お線香を上げさせて頂いて、お互いの近況報告をしたりアレもコレも・・・と早口でお互いに話し、お暇するまでの1時間半はあっという間に過ぎました。<献体>・・・自分が最後に世の中の役に立てる事?勇気あり尊敬できる行為ですが・・・私には、その勇気は・・・^^; 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

献体、なんとなく知ってはいたのですが、映画「眉山」でもっと知ることができました。

ヨピさんの仰る通り、勇気あり尊敬できる行為ですよね。これからの医学や医師にとってはとても大きいものなんだろうと想像します。

ご遺族の方も素晴らしいんでしょうね。遺体を待つ気持ち・・・想像だにできません。

私は献血が苦手なので、最後に何か・・・と思うこともありますが、献体・・・ん~私には難しいかもしれません。

そうだったんですか?

胸が痛みますね。

献体は言葉しか知らなかったのですが 

おかげ様で知識がふえました。

私にとっては 永遠の課題です。 何かの折に 子供達と 話あってみたいです。

うさ様 こんばんは。

「眉山」…私は観ていないのですが良い映画だったようですね。

そこで献体が取り上げられてたのですか?

医学生が実体験をして、早く一人前の医師になる為に

献体される事は非常に有意義なことですね。

でも故人にその気持ちがあっても、遺族が反対されたら

献体はできないそうです。

今回の事だけでなく、奥様・息子さんも尊敬できる素晴らしい方ですよ。

献体・・・ちょっと心は動きます・・・

金時まめ様 こんばんは。

遺族にとっては…先立たれる辛さの上に、

自分の手元に戻るのが数年先という辛さ。

それでも人の役に立てるようにと、献体されるのでしょうね。

私も、今回の大船の友人のお陰で考えさせられました。

こんばんは。

仲良くさせて頂いている近所の奥様のおばあ様が献体をされました。

病院で亡くなられて悲しんでいる間もなく、そのまま運ばれていき葬儀の時にも当然お顔も見ることも出来ず、遺族として彼女はとてもお寂しく思われたそうです。

「とても素晴らしい貢献の仕方だけれども、残った家族の気持ちを考えると私はしない。」と仰っていたのが思い出されました。

そういう意味では、ご本人もご家族もとても崇高な精神をお持ちだと思います。

私は臓器提供意思表示カードを持っています。

残った家族の事あまり考えず・・・。

ヨピさん

「献体」のこと初めて知りました。

立派なことですね。本人はももちろんのこと、その家族方も立派だと思います。

僕は数年前に、生きている時に人の役に立つことができそうにないので、死んだ時ぐらいは何かに役に立つことをしようと思い、ドナー登録をしようと思いました。でも家族に大反対され、あえなく断念したことがあります。ドナー登録は年齢制限があるのであと数年でそれもできなくなります。

真言宗では肉体のまま仏になることを「即身成仏」といいますよね。まったく意味は違いますが、「献体」ってそんなイメージです。凡人の僕にとっては、それぐらい崇高なことだと思います。

一般的には、家族の死によってこの「献体」と言う言葉と向き合うことになります。看病で疲れ果て、家族を失った深い悲しみの時に病院側から献体の申し出がある訳ですから、困惑の極みです。

遺体無き、お通夜・告別式となってしまいますし、その後に続く一連の法事や墓参りも絵空事のようにも思えて来るのであります。家族が納得しても親類縁者が納得するとは限りません。49日には冥土に旅立たなくてはなりませんから、・・・病院側ももう少し配慮が必要では・・と思ったりもするのであります。

ぴこ様 おはようございます。

ご近所の方のおばあ様も献体されたのですね。

葬儀の時に、もうご遺体がないのですね^^;

いま想像しただけでも、遺族の辛さが少し分かる気がします。

実際に経験されたご友人のお気持ちは

私の想像以上の辛さだったのでしょうね。

亡くなったご本人より遺族の方のお気持ちが

耐えられるかどうか?でしょうね。

色々考えさせられますね。

臓器提供意思表示カード、ぴこさんは持ってらっしゃるんですね。

人の命を救えるのは、ドナーカードですね!

有意義な事です!やっぱり問題は遺族の心でしょうか?

くるたん家族様へ

「献体」「ドナー登録」どちらも自分の身体が

後を生きる人の役に立てる事ですね。

私も世の中の役に立つことなんて何も出来ていないし・・・^^;

亡くなってからなら・・なんて考えますが、

やはり問題は遺族の気持ちが大きいですね。

ドナーになる事、くるたんママさんやくるたんは反対されるでしょうね。

そうなんですよね、年齢制限もあるし・・・

即身成仏…〔人間がこの肉身のままで究極の悟りを開き、仏になることである〕

難しくてよく分かりませんが、亡くなられる時点で既に仏の境地に達している!

と考えれば、献体について少し理解できる気もします。

西岡様 こんにちは。

初めまして、非常に参考になるコメントを有難うございます。

確かに、ご遺体が無く、ただ待ってる辛さだけではなくて

遺族にとって、もっとも辛いときに病院からの申し出を受ける!凄く残酷な事です。

亡くなられて最後のお別れもゆっくりできないのですね。

又、旅立ちの為のさまざまな儀式に、ご遺体もお骨も無い状態で、

行わなければならない・・・宙ぶらりんな事になってしまいますね。

病院側も、せめて告別式までは待って欲しいです、本当に配慮が欲しいですね。

その後の49日法要は・・・^^;

とっても難しいです。尊敬できる行為の一言では終わらない

様々な問題があるのですね。

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