三匹の旅立ち
8月の初め頃、友人のお家の猫のシー君が亡くなりました。2歳くらいだと思います。シー君は息子さんが海に遊びに行って拾ってきた猫ちゃんです。海で出会ったから<シー君>。とっても可愛いお顔でしたが、最初から後ろ足が動かない障害がありました。それでも元気に飛び回っていたそうで「可愛くて・可愛くて・・・」とお世話をし、シー君の話をする友人は幸せそうでした。外出先から帰宅したら亡くなっていたそうです。突然の死にパニックになり、「家に居たらすぐ病院に行けたのに」・・・と。それから暫くはずっと泣いていたようです。
8月17日には、ブログ仲間のお家のマルチーズのシェリーちゃんが16歳で亡くなりました。ブログでお友達になれたのはシェリーちゃんのお陰でした。知り合った時にはシェリーちゃんはもう高齢でしたが、いつも大切にされて可愛くてとってもお洒落でした。テチテチ歩く姿はついついミーシャと重なっていました。夏の暑さに食欲が無いとの事で心配していました。具合が悪くなってからも「これでいいの?」と悩み、最期の決断をしてシェリーちゃんは旅立ったそうです。「決断をした事が良かったかどうか?シェリーちゃん・・・ごめんね。」とママは仰っていました。
そして今朝、ミーシャの兄弟のララちゃんが亡くなりました。29日から具合が悪くなり今朝・31日朝8時頃、12歳と3ヶ月で旅立ちました。いつもララちゃんママは「お姫様みたいでしょう~^^」「この子とっても賢いのよ~^^」と自慢の女の子でした。具合が悪くなっても最後まで麻痺した足を引きづりながらトイレシートまで行って失敗を一度もしなかったそうです。「私に迷惑をかけまいとして・・・そんなに頑張らなくても良かったのに。」家族みんなに見守られて旅立ったそうです。お花に囲まれて横たわるララちゃんはまるでお昼寝をしているようでした。
この可愛い子達の旅立ちにママ達は一様に自分を責め悲しんでおられました。私も初代犬が亡くなった時は、いつまでもボロボロ・・・同じでした。『死』と言う哀しい結末だから自分を責めて暫くは悲しむのも仕方ないと思います。でも、ペットの幸せと不幸せは、期間の長短でなく命ある間にどれだけ深く愛されて過ごしたかによって決ると思います。旅立ち方で悩む事も愛している証です。この三匹のペットちゃん達は本当に飼い主に恵まれて幸せな子達でした。「愉しい時間を有難う!」という飼い主さんの気持ちと、同じだけの「有難う!」をペットちゃん達も飼い主さんに言ってるはずです。ペットと一緒に過ごした愉しい思い出は、旅立たれた後に私達に遺された宝物です。いつかは必ず来る別れのとき、自分への覚悟と一緒に今を大事にしたいと思ったのでした。
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