犬塚勉展
奥多摩のせせらぎの里美術館の犬塚勉展へ行ってきました。
きっかけは、「NHK日曜美術館http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2009/0705/index.htmlで紹介された犬塚勉さんが素晴らしい!」とのなずなさんからのお話でした。「一緒に行きましょう!」と言ってたのですが会期も終了間近になり日程が合わず残念ながらご一緒はできませんでした。せせらぎの里美術間は、圏央道、青梅ICを降りて40分位。御岳渓谷の木々に覆われた雰囲気の良い小さな美術館は沢山の人で賑わっていました。
犬塚勉さんの絵は、観た瞬間は「凄~い!まるで写真みたい!」ダイナミックに切り取られた構図に、非常に緻密な描写がされて、そのエネルギーにまず驚かされます。そして、じっくり見ていると、陽の光、温度、風の流れ、草花の揺らめき、手足に触れる木や石の質感など、描かれたその時の風光土そのものが絵から感じられてくるようです。犬塚さんが「自然の息吹を、全身全霊で感じとって絵にしたい!」と描かれた作品達です。没後20年経って、初めて出逢った私にも、一枚一枚の絵に込められた犬塚勉さんの魂?“自然の息吹” がしっかりと伝わって来る気がしました。38歳で亡くなるなんて早すぎる、もっと生きて沢山の素晴らしい作品を描いて頂きたかったです。自然を描くために生きた犬塚勉さんの遺作の数々を鑑賞して心を揺すられる思いでした。そして、わが身を振り返り自分のチャランポランな生き方にため息ついています^^;
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