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2013年3月16日 (土)

淋しくなりました

 隣の奥様が闘病の末、亡くなられました。
引っ越してきて27年、とても仲良くして下さった5歳年上のお姉さんのような方。

 「ヨピさん、今ね、ちょっと遠くに居るのよ。」と冗談っぽく掛かってきた携帯で
術後入院中だと知らされ、驚いて病院へ駆け付けたのは1年4ヵ月前。

 自宅療養中に口癖のように何度も仰ったのは、
 「くよくよしても仕方ないもの!前向きに生きるしかないよね。」
弱音を吐かれたのは数えるほどで
 「強がっても夜になると涙が出るの。」「私、何か悪い事でもしたかしら。」

 今年の1月末ごろから食事を摂れなくなり緩和ケア病棟へ入院された。
ご主人の話では「10分でも、疲れるようなので・・・」との事で、
会いたい・会いたいと思いながらも、それは叶わずにいた。

 2月16日、「ヨピさん、今日は調子が良いから時間あれば来てくれる?」
彼女から携帯があり、急いで病院へ向かった。
ナースセンターで面会を申し込むと、看護師さんから
 「Tさん、楽しみに待ってらっしゃいますよ」と告げられ病室に入った。
二人で手をとりあって
 「こんなに痩せちゃったのよ。」
 「でも、顔色はとっても良いですよ。」
寒い日で外から入った私の手は冷たく、痩せた彼女の手は温かかった。
10分で失礼するつもりが、「大丈夫!まだお話して行って」
ご主人も「どうぞ、ゆっくりして下さい。」との事で、結局1時間。
体調のことや、ご家族のこと、ご近所の事・・・たまには笑いながらじっくり話し
 「また来させて下さいね、電話待ってますよ。」
 「また、来てね。」と、笑顔で手を振りあった。

 その2週間後、ご家族ご親族に看取られ静かに眠るように旅立たれた。
自宅に帰られ横たわる彼女の頬の冷たさに涙が止まらなかった。

 明るく微笑む祭壇の遺影は、闘病中の印象が私の中の彼女だったので、
 「元気そうな Tさん!どうしてそんな処に居るの?」
一瞬、別人に思えて頭の中でこんがらがった。

 もっともっとお喋りしたかった。今も、庭の生垣越しや2階のベランダから
元気な声を掛けられる気がするけど、そんな日は決して来ないのです。

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