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2017年2月15日 (水)

この世界の片隅に

 娘と友人から勧められていた〔この世界の片隅に〕を観てきました。

舞台は広島県の呉市、のどかな昭和初期から広島原爆や終戦の激動の時代を一生懸命生きた〔すずさん〕が主人公、
 温かくやさしい絵と、すずさん役にピッタリの能年玲奈ちゃんの張りのある声の広島弁、テンポ良く進む場面。
 何度も涙ぐみましたが決して女々しいものでは無く、苦しい時代でも人間らしく生きる主人公や周りの人達の戦中の生活。温かい気持ちにさせてくれました。地味なのに多くの映画賞受賞したのもうなずける映画でした。

 すずさんと同年齢の母と一緒に観賞。呉市には通称・呉のオババンという元気なおばさんが住んでいて年に一度は実家を訪れていました。母はオババンの住む呉や広島、広島弁も懐かしんでいました。鑑賞後食事しながら、当時を思い出してつらい話もしてくれましたが、それ以上に「とても暖かくて気持ちの良い映画だったねえ!」としみじみ言っていました。

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