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母の面会時に、富弘さんの画集を見ていたら
「何回か行ったなあ~又行きたいなあ~」と。
外出許可を貰い、次男にアシスト依頼。
14日に行ってきました。
次々見ていく度、絵と言葉が胸にしみて涙が止まりません。
私、歳とった?涙もろくなりました。
↑ パンフレットから
母がまもなく101歳と聞いて、館長さんが挨拶に
来て下さいました。館長さんは、富弘さんと同級生!
7歳から70年間のお付き合いだそうです。
富弘さんは、心が素晴らしくユーモアのある明るい方だそうです。
「来年102歳のお誕生日の前に又来て下さいね、待ってますよ」
館長さんも優しい眼差しの素敵な方でした。
母は10枚も見ない内に「え~ものを見せて貰ってありがとう」。
その後も何度も言い「まだ素敵な絵が沢山あるよ」の繰り返し。
休憩のお茶タイムに、窓全面に眺められる草木湖。
美術館のカフェは素敵です。
10日前、熱を出し体調は今ひとつでした。ケアマネや担当医も
「大丈夫とは言い切れない、家族の判断で決めて下さい」
でも、この先今より良い状態でいける保証は無いから、思い切って
行って良かった!母の記憶には残らないかもしれないけど、
往復7時間のドライブを一緒に楽しめた嬉しい時間でした。
先日、以前から行きたかった美術展に行ってきました。
湘南新宿ライン下り高崎行きに乗って。本庄・岡部・神保原・・・
久しぶりキョロキョロしながらぬくぬくの電車も良いものです。
美術館は高崎駅から歩道橋を歩いて2分。
膝の手術後、一番行きたいのは美術館。
他の美術館では見て回るのに歩き疲れますが
ここは私でもゆっくり楽しめる丁度良い広さでした。
今回催されているのは『群青と緑青』
大好きな青色!日本画の展示です。
杉山寧・東山魁夷・横山大観・上村松園・・・・
大作揃いで見応えのあるものばかりでした。
今回のメインテーマになっている「神々しいあお」の2作品
杉山寧さんの「気」と「季」パンフレットからの写真です。
美しい青の全く違う雰囲気!しばらく釘付けになりました。
日本画は岩絵の具が使われていますが
銅が長年経過し鉱石に変化したもの、ラピスラズリや孔雀石・・・
を粉末状に砕いたり、焼き付けたりしたものだそうです。
「非常に高価なので高名な画家さんしか使えません」とのことでした。
画面が大小のキラキラでとてもきれいでした。
美術館の女性に色々お話を伺いながら観てまわれ
とても有意義な日本画鑑賞が出来ました。
ドア to ドアでも7000歩。今の私には丁度良い歩数
『群青と緑青』に次ぐ企画展も楽しみにしています。
そして、その内には上りの広い美術館にも行きたいです。
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